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夫の会社の関連不動産会社Hさんが送ってきた数々の物件の中に、気になるものがありました。Yahoo不動産や住宅情報タウンズにも掲載されていました。宇都宮線沿線の駅から徒歩10分、40坪、お値段もなんとか手が届きそうで、なんと言っても「建築条件なし」です。しかしこのエリアで駅徒歩10分にしては、他の物件よりずいぶん坪単価が安い。何か訳あり物件だろうか?と思いました。
その日は夫が一人で見に行きました。
すると夫からメールが。件名は「ここしかない!」。
いろいろ周りの様子などが書いてあり、「自分を待っているように見える。早く決めないと売れちゃうよ!」とあるではないですか。
帰ってきた夫がデジカメで写真を見せてくれました。確かに良さそうです。しかし隣に小さなお墓があると言うのです。それから敷地内に電柱が立っています。
この二つは初めて聞いたときは驚きましたが、住んでみるとこの辺りは全然珍しくないのです。地主さんのご先祖様の墓地があちこちにあり、敷地内電柱も当たり前です。
さて、夫がそんなに気に入ったなら見に行かないと、と思いました。地図を見ると物件から小学校がとても遠いようです。そのあたりも歩いて確かめたいと思いました。
夫の行った日は快晴で、私の行った日は小雨が降っていました。天気が違う日に行くのはちょうどいい、と現地へ一人で向かいました。地図を見ても途中でまったわからなくなりました。道がまったくまっすぐでなく、思わぬ方向に進んでいるようです。迷いに迷って駅から何分歩いたかわかりません。「あ、ここだ・・・ここか・・・」確かに夫が気に入ったのがわかりました。お墓と土地の間には、1区画分の土地があり、木が生えていました。お墓に手を合わせご先祖様にご挨拶しました。
それから、小学校を探して歩きました。畑があり、雑木林がありました。世田谷と比べると、なんとのどかで自然が豊か・・・。雑木林、包み込まれそうな大きな木々の近くを通ると何故か、とても懐かしくて涙が出そうになりました。
今となってはあんなに大好きだった雑木林の木はすべてなくなり、宅地になってしまいました。そしてもっとお気に入りの、隣の土地のかりんの木は、地主さんが少しずつ切り倒して、宅地にしようとしています。目の前の木が少しずつなくなっていくのは悲しいことです。でも我が家が建っているところも、もとは木があったそうです。隣の人たちも、寂しい思いで木がなくなるのを見ていたのでしょう。
さてさて、そんなわけでいい土地が見つかりましたが、その後もすぐには事が運ばないのでした。
【2008/02/15 19:59】 物件探し |
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